武蔵野市議会議員 桑津 昇太郎

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2010年度の市議会市民クラブの会派視察

6月29日(水)~7月1日(金)
6月議会を終えて、今年度の市民クラブの会派視察を行いました。今回の視察のテーマは、”環境”です。今武蔵野市では、クリーンセンターの建て替えの建替え計画を進めています。化石燃料に依存をしないエネルギーを考えのごみのリサイクル、バイオマスエネルギーへの関心も高まっている中で、先進自治体での取り組みを勉強してまいりました。

視察先は次の3か所です。

高知県高知市 高知市清掃工場 ・・発生エネルギーの再利用について
       合わせて高知市の”バイオマスタウン構想”の取組について
兵庫県神戸市 灘区下水処理場 ・・下水処理で発生するバイオガスを都市ガスに
京都府京都市 廃食用油燃料化施設(京都南部クリーンセンター内)
       ・・使用済のてんぷら油のバイオディーゼ燃料化

第1日目(6/29)は、高知市清掃工場を視察です。
ここでは、
①高知市の取り組む”バイオマスタウン構想”の取組み概要や課題などについてと
②高知市34万人のごみ処理をおこなう清掃工場での状況や発生エネルギーの再利用などへの取り組みについて高知市の担当の方からお話を伺いました。

①”高知市バイオマスタウン構想”は、合併前の旧春野町での取組をすすめているものです。
その概要は、
*高知市では廃棄物系バイオマスの利用率は85%を超えているが、一層の向上を図る
*未利用バイオマスについては、里地・里山を中心に拡大荒廃を続ける竹を有効な資源として建材などに利用を行い、環境改善と利用率向上を図る
*間伐などの林地残材についても、木質ペレット化事業を行い、バイオマスエネルギー利用を目指す
というものです。

この構想から期待される主な効果としては
*同構想の各取組事業が100%の稼働をすれば、約30億円の生産規模の産業創出
*その雇用創出については、約90人の新たな雇用が考えられ、農山村の振興への寄与
*二酸化炭素削減を図れる。木質ペレット生産やオンサイト熱供給事業によって、カ-ボンニュートラルな熱源が用いられるようになり、化石燃料の使用削減につながる

この構想は、国の補助金を活用して、未利用のバオマスを中心とした「地産地消」のモデルを構築する狙いで、地域にある豊富な森林資源をもって、地域経済の活性化、産業の再生につなげていこうというものです。豊富な竹資源と間伐未利用残材資源をもて、進めようとするものですが、実用化に向けての検討・検証を行っているという段階で、各事業の展開は遅れ気味の様子でした。
環境政策と地域の経済活性化とをうまくかみ合わせた取組であり、将来においては都市部との二酸化炭素の排出権取引も考えられるのではないでしょうか。また、武蔵野市も奥多摩地域の森林保存にについては取り組んでおりますので、間伐材を利用しての木質ペレット化事業も参考になるものでは受け止めました。

②高知市清掃工場
平成14年~稼働、敷地面積112,451㎡に立つ5階建ての大きな施設です。ごみの受け入れは、年間約115500t、ストーカー式焼却炉3基(200t/24時間×3基)、職員数は58名の規模であり、平成15年には国の新エネルギー・ボイオマス発電工場の認定を受けています。
その発電能力はmax9,000kwで、その余剰電力を四国電力に売電し、H21年度はその発電電力の約1/3を売電で1.5憶円になり、H22年では2億円を見込んでいるとのことです。
また、隣接して、この工場の余熱を利用した温水プールや健康器具のあるトレーニング室等の施設を持つ”ヨネッツこうち”があり、朝早くから市内の各所から市民が来場されていました。

清掃工場のごみピットの入口、9か所もあります。
100629-0702会派視察 002

視察・見学に訪れた小学生による標語が掲示されていました。
100629-0702会派視察 003

中央監視制御室内で
100629-0702会派視察 011

この清掃工場は、現在の武蔵野市のクリーンセンターの計画内容とは規模の点等では、比較にならない大きな施設ですが、バイオマス発電を行うなどの環境負荷の少ない資源循環型を目指した工場である点などは大いに参考となりました。
武蔵野市の計画する新クリーンセンターにおいては、単に焼却施設としてではなく視野を広げて、現在の立地(陸上競技場・野球場・テニスコート・中央公園・コミセンなどが隣接してあるという点)なども踏まえて、環境面や生涯学習・スポーツのある意味中核となる施設として位置付けていくべきと考えます。隣にはNTT武蔵野研究開発センターもあります。ここでは余剰エネルギーもあるとも伺っており、NTTとの協力体制、余剰エネルギーも活用できるように、この際検討も合わせて進めるべきではと考えます。

高知市清掃工場の視察にあっては、工場長の三本参事に大変お世話になりました。この紙面をかりまして、御礼を申し上げます。
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